働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

俺を好きなのはお前だけかよ(11)

俺を好きなのはお前だけかよ(11) (電撃文庫)

《あらすじ》
最悪だ…。どうして、こんなことになっちまったんだよぉぉぉぉ!!…え?何が起きたかって?あの男だよ。驚異のラブコメ主人公である、あの男が、再び西木蔦高校にやってきやがったんだよ!!開催中止の危機を回避し、平和に行われるはずだった『繚乱祭』。だがあの男を中心に、嵐は容赦なく西木蔦に吹き荒れる…それは一人の少女の願いと共に。まあ流石に俺はもう面倒事はこりごり―って引き受けんのかよ、パンジー!!しかも、その謎の決め顔とポーズで、てめぇは一体何を企んでやがる!?

oresuki-anime.com

如月雨露、渾身のイラスト芸再臨!
イラストレーターによる読者の99%が得をしない無駄に手の込んだゴリゴリのマッチョヒロインの挿絵!!
この展開は予想ができていたんだ……。しかし、あまりにも理不尽な仕打ち過ぎて、これを目にしたときは虚無感しか襲ってこなかった……。
無駄にページをまたぐときの文章の構成もいじってボケ倒してきたり、無駄に使い捨てキャラを10巻のカラーに伏線として登場させてきたり、こんな渾身のギャグに貴重なリソースを割きすぎている気がMAX半端じゃないけど、無駄に洗練されすぎていてこれこそが“俺を好きなのはお前だけかよ”の作風だと思えるから許せる。
繚乱祭を満喫する裏で繰り広げられているジョウロの思惑とホースの企みが交錯し、因縁のある二人なだけに一筋縄ではいかない学園祭になっており、今後の学園ラブコメの展開を見据えた意味深な発言を踏まえた伏線もいろいろと張られていますね。まだまだパンジーに関しては謎が多いので新刊が楽しみです。

俺を好きなのはお前だけかよ(11) (電撃文庫)

俺を好きなのはお前だけかよ(11) (電撃文庫)