働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

緋弾のアリアXXXI 静かなる鬼

緋弾のアリアXXXI 静かなる鬼 (MF文庫J)

《あらすじ》
武装探偵、通称『武偵』。それは凶悪化する犯罪に対抗するため武装を許可された探偵である。トップレベルのSランク武偵・アリアの相棒に選ばれてしまった(普段は)ただの一般人・遠山キンジ。11年も前に殉職したはずの父・金叉がアメリカで生存しているという情報を掴んだキンジはジーサードと風魔と共にロスへ飛んだ。立ちはだかるFBIの超能力捜査官・ベイツ姉妹に銃と拳で立ち向かいながら、キンジたちは“死後”の父の消息と、ネモら“N”の計画の真相に辿り着く―!

遠山キンジが世界中で神や鬼や超能力者を戦うのと同時に、現地妻を作ってきたことにお気づきでしょうか。
そんなキンジの女の伝手があれば、FBIが捜査網を張り巡らせているアメリカの地でも武器衣食住を揃えることができるのです。
30巻に至るまでの伏線とかではなく、『遠山キンジの現地妻がいる』という事実を淡々と物語に落とし込んでいるところが笑えてきますね。女性陣の出身国は正確にはしていないですけど、主だった国はほとんど網羅されている気がします。改めて、武偵という職種をはじめ、仕事において人脈の大切さを痛感させられました。

そして、いつも遠山キンジは未知の力を有する強敵を前にして『絶体絶命のピンチ』に陥り、戦いのなかでドンドン進化していく展開が熱いです。
ピンチになるほど強くなる系主人公が遠山キンジです。そのせいで、世界人外ランキングのランカーにまでレベルアップ落ちまでついてきてます。
今回も例にもれず、遠山キンジ、ジーサード、風魔ヒナの3人で超能力捜査官。ベイツ姉妹を相手にドッカンバトルを繰り広げていくなかで、戦闘の経過から力の本質を推測し返し技を生み出す中で、また一歩人外の道を踏み外し始めていて面白かったです。