働きたくない村人のラノベ日記

ブログ開設2014年5月30日

育ちざかりの教え子がやけにエモい

育ちざかりの教え子がやけにエモい (ガガガ文庫 す 6-1)

椿屋ひなた、14歳。
新米教師の俺、小野寺達也が預かる生徒であり、昔からのお隣さんだ。とびぬけて発育がよく、容姿にも恵まれた彼女は、何かとウワサの種になりがちで――。
「あいつ絶対ヤってるっしょ」「もう大人じゃんアレ」「小学校の時に三股かけてたって」
「ていうかヤらせてほしい」「ラブホに入るところ見たよ」「キレーだね。正直やばいね」
「なんか特別だからあの子って。身構えちゃうよ誰だって」

だけど本当の彼女は、見た目よりずっと幼かったりする。

「ねえねえお兄。だっこして、だっこ」
「しません。お前ももういい歳なんだから」
「えーなんでー!? 昔みたいにだっこしてよぅ。ねえねえ、だっこだっこ-!」
――大人と子どもの間で揺らぐ、この瞬間にしかない輝き。
――ひとあし先に大人になってしまった者にとって、それは直視しがたいほどの目映さで。
「ていうかお兄って童貞?」「やめなさい中学生がそういう質問するの」

いつか遠いどこかへ羽ばたいていくこいつを、せめて今だけは支えてやれるように。
今日も俺は、椿屋ひなたと向き合っている。

“育ち盛りすぎる中学生"とおくる、エモ×尊みラブコメ!

子供でもなく大人でもない。中学生である椿屋ひなたは発育がよく容姿は大人びているが見た目よりもずっと幼い。
そんな彼女を小さいころから面倒を見ていて家族ぐるみの付き合いがある小野寺達也は教師として、大人としての距離感を保ち接していて、椿屋ひなたは子供として、仲の良いお兄さんに対する距離感で接してくる。

でも、子供と大人の境界線ってどこだろう。高校生になったら? 法律的に結婚できる年齢になったら? 成人したら?
達也とひなたの深い部分にある感情の機微や繋がりを見ていると、達也がひなたを女性として見ないように自制する姿がとても曖昧であり、彼のなかにある価値観に変化が訪れた時が二人に関係を決定的に変える瞬間に思えてきます。

ありていに言えば、教え子で育ちざかりでグイグイくるJCが毎日独身男性の自宅にやってきて大好きアピールしてきたら最高に可愛いよね! ていうか、DSマイルさんの和風学園もののイラストを始めてみたけど凄く好み過ぎて、見た目も中身も最高のヒロインになってるんですけど!! っていう感じでした。

それとついでに、椿屋ひなたを中心として描かれる学生間のトラブルや、学校という空間が醸し出す独特の人間関係の縮図がとてもリアルかつ丁寧に描かれていて、達也×ひなたのラブコメ以外にも見どころ満載な作品でした。

興味のある人は是非読んでみてください!!

友人キャラは大変ですか?9 (ガガガ文庫)

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千歳くんはラムネ瓶のなか 3 (ガガガ文庫)

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