働きたくない村人のラノベ日記

ブログ開設2014年5月30日

結婚が前提のラブコメ 2

結婚が前提のラブコメ 2 (ガガガ文庫)

《あらすじ》
結衣とカレンの気になる相手がバッティング!ひとつ間違うと、恋の修羅場になりかねない。緑太郎は仲人として平等に接そうとするのだが―「緑太郎、あなたは初心者の結衣をサポートなさい」…カレンの申し出は、明らかに自分に不利となるものだった。上流階級の世界に戻るべく、金持ちとの結婚にこだわるカレン。しかし実際の彼女は、いつも誰かを優先し、“損”な役回りを引き受けている。緑太郎は思う。カレンにとって“本当に幸せな結婚”とはなんなのか―?ぜったい結婚したい系婚活ラブコメ、春に色めく第2幕!

結婚相談所も慈善事業でやっているわけではなく、成婚した際の報酬を会員からもらうことで成り立っている業界。
そこには、結婚成立を第一に考えて利益を追求するタイプの仲人もいれば、縁太郎のように会員が幸せになれる結婚相手を見つけるために親身になってくれる仲人もいる。
結婚相談所業界の光と影を体現したような仕事のスタンスが強烈に描かれていて「縁太郎の会員への肩入れのしかたは社会人としては理解しがたい」「黒峰側の会員へのドライな対応の仕方も効率と利益を得るためには理解できる」でも感情論では縁太郎を応援したい! 
縁太郎の働きぶりが会員からの絶大な信頼に繋がり、他所の相談所で結婚できなかった会員も無事に成婚へと導くことから成婚率が80%を越える成果を上げていたり。
仲人しての働きぶりを楽しむお仕事ものとして読むとしても、ラノベとしては(たぶん)初出ともいえるニッチなジャンルなだけに仲人同士のスタンスの違いから飛び交うやり取りは常に考えさせられるものがあってとても刺激を受ける作品でした。
たしかに、結婚相談所としてはとにかく成婚までこぎつければ大きな報酬も発生するし、会員登録の際の入会金や年会費的なものでも会社としての利益にストレートにつながるように見えます。それでも、縁太郎のような会員一人ひとりに熱く接してくれる人間がいるのがおそらく結婚相談所の仲人なんでしょうね。

そして、これだけ会員に親身になってくれる仲人であり、そろそろ結婚してもよさそうな年頃の男女が接していればおのずと恋愛感情も抱きたくなるもの。
「仲人が会員に恋愛感情を抱いてはいけない!!」
理性と感情の板挟みに追い込まれる主人公の苦悩と彼に好意を抱く会員たちの恋愛模様も見どころな婚活ラブコメでした。

結婚が前提のラブコメ (ガガガ文庫)

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