働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

継母の連れ子が元カノだった6 あのとき言えなかった六つのこと

継母の連れ子が元カノだった6 あのとき言えなかった六つのこと (角川スニーカー文庫)

《あらすじ》
親の再婚できょうだいになった水斗と結女は、元恋人同士。
水斗といさなが付き合っているという噂で校内が色めく一方、結女は水斗との距離を縮められないままで……。
そんな初秋、きょうだい揃って文化祭の実行委員に選ばれる!
衣装選びに放課後の準備作業……長くなる二人きりの時間に、夏祭りのキスの真意を確かめようとする水斗。
そして水斗に自分の好意を気付かせたい結女。
探り合いながら迎えた、文化祭当日――二人は展示の見回りを任されるが、これってもうデートでは!?
「なぁ。『好き』って、なんなんだ?」
元カップルが、お互いの気持ちに向き合う文化祭編!

水斗×結女の間にただよう『元恋人同士』であり『義理の家族』でもあり校内では『普通のクラスメイト』の距離感だけれど、たまに二人の間にある言葉にせずとも意図を組んでそっと手を差し伸べる。
冒頭の文化祭実行委員に選ばれてクラスメイトたちの前で放課後に準備作業を進めるシーンの一幕が最もエモさを感じたのだけど、そのときの感情を言語化しようとするととても表現するのが難しくなる感覚的なものになるので、とりあえず『継母の連れ子シリーズ』には各巻それぞれに違ったコンセプトの魅力が詰まってることだけは断言できます。
東頭いさなみたいな超絶陰キャ美少女ラノベ読みとお友達になりたい欲が日に日に高まる一方で、初登場の生徒会副会長・紅鈴里みたいなグイグイ攻めてくる系ヒロインにだる絡みされたいと思う今日この頃です。

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