働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

結婚が前提のラブコメ 4

結婚が前提のラブコメ 4 (ガガガ文庫)

《あらすじ》
ホストと別れ、自暴自棄になるまひる。見かねた結衣たちは、一計を案じる。
「まひるに【ダメだけどダメじゃない殿方】を紹介するのですわ!」
まひるのため、そして縁太郎へのアピールも兼ねて、結衣たちはそれぞれ3人の“ダメンズ”を紹介することに。
結衣の友達のパリピ坊主、玉置。
カレンのファミレスの同僚で、ギャンプル好きの阿笠。
牡丹の同期デビューで、言動が残念な天才マンガ家、男爵。
果たしてまひるは、今度こそ“結婚が前提の交際”ができるのか――?
大人気婚活ラブコメ、“変化”をめぐる第4幕!

結婚相談所の会員たちに幸せな結婚を提供するため真摯に向き合う縁太郎の経営スタイルがネックとなり、今後の経営方針についての進退を迫られる苦境を強いられる。
婚活市場で成婚数を効率的にとにかく稼ぐスタンスを目指せば利益がV字回復しそうな雰囲気だけれど、会員との密な交友関係を築くことで生まれた横のつながりが今回のような真昼×とある男性の縁につながると考えればとても考え難い世界だと思う。

まひるさんの婚活と白城結婚相談所の今後の方針が同時進行する一方、縁太郎&結衣、カレンの三角関係がそれぞれの中に芽生えた想いが少しずつ育ちながら駆け引きが繰り広げられていて、どんな未来をたどることになるのか気になるところです。男女が結婚という形におさまれば、1人の女性は選ばれないということ。それを思い描いたときの悲壮感や恋に破れたキャラクターを見たくないという感情がこみあげてきてきます。