働きたくない村人のラノベ日記

ブログ開設2014年5月30日

娘じゃなくて私が好きなの!?(5)

娘じゃなくて私が好きなの!?(5) (電撃文庫)

《あらすじ》
私、歌枕綾子、3ピー歳。お隣に住む二十歳の青年、左沢巧くんと無事お付き合いすることになったのだが……
「東京で一緒に仕事をしてみないか?」
仕事のため単身赴任しなければならなくなる。遠距離恋愛の覚悟を決め、単身で東京に向かい、部屋の扉を開くと――
「今日から俺も、ここに住みます」
遠距離恋愛じゃなくて同棲スタート!? いきなり一緒に住むなんて。一つ屋根の下、ご飯もお風呂も……寝室も一緒だなんて、私達、どうなっちゃうのぉ!
「ダ、ダメよ、タッくん……まだ付き合ったばかりなのに、そんなこと……!」
ようやく付き合い始めた二人を待ち受けていたのは、イチャイチャ同棲生活!?
超純愛年の差ラブコメ第五弾、開幕!

30代で未婚の母親かつ女子高生の娘を持つ歌枕綾子と20代大学生の左沢巧。
正式に交際を始めた二人の恋愛は前途多難に見えて、左沢家の家族公認の関係、綾子の娘の美羽からも後押しされ、外堀は完璧の布陣。
そもそも、成人している男女なのだから法律的には何も問題ないけれど、いったい何が問題なのかと言うと恋愛初心者で二人が奥手すぎるのがいけない。
綾子は自分より10歳近く離れている青年に想いを寄せられる一方で、彼は同年代の女性と交際したほうが幸せになれるのではと引け目を感じてしまい、巧は子供の頃から好意を抱いていた女性とはれて交際をすることができたはいいけれど、そこから先の関係へ進展させることに関しては紳士的に振る舞っているようだが見方を変えれば保守的に動いているように見えました。
健康な男女が同棲をすれば自然とイチャイチャする流れになりそうだけれど、もしかしたらこの関係が崩れてしまうかもしれないといった不安が絶妙に関係をこじらせてしまい、両想いだけれどどこまでも面倒くさいラブコメを描きつつ、年の差カップルの生々しい現実はシリアスに表現しつつ真正面から向き合っていて、物語が進むにつれて引き込まれる面白さがありました。
奥手でなかなか関係が深まらない綾子と巧のやり取りに核心を突いたアドバイスをしてくれる周囲の恵まれた家族や友人たちもとても魅力的でした。


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