働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

緋弾のアリア XXXV 侵掠の花嫁

緋弾のアリア XXXV 侵掠の花嫁 (MF文庫J)

《あらすじ》
武装探偵、通称『武偵』。それは凶悪化する犯罪に対抗するため武装を許可された探偵である。
トップレベルのSランク武偵・アリアの相棒に選ばれてしまった(普段は)ただの一般人・遠山キンジ。
正体を現した『N』艦隊とシャーロックの戦いにアリア共々巻き込まれたキンジは、戦艦ナヴィガトリアの艦長ルシフェリア・モリアーティ4世との勝負を繰り広げる。
世界を侵略できる力を持つルシフェリアとの戦いは、後にキンジとアリアが経験した事のない形――敵との共同生活へと変貌していく。
世界の命運が懸かったルシフェリアとの日常に苦戦するキンジとアリアの所には、Nのネモが、さらにはリサもやってきて……!?

キンジ×アリアのコンビネーションで敵と交戦する展開は久しぶりな気がします。
記憶に新しいのはキンジがソロで行動で敵の女と共同生活をして仲良くなりながら、クライマックスになると決別の時を迎える。そんな出会いと別れを繰り返す光景を数多く見てきて、何気に「やっと距離が縮まってきて敵ヒロインの良さが出てきたところなのに!!」となってきた矢先のお別れが精神的ダメージも大きいので刻み込まれます。
それでいて、キンジの行動範囲がワールドワイドに及んでいるために再会するチャンスにも恵まれず、元々が敵対していて死闘を繰り広げる関係であっただけに、仲睦まじく過ごす時間がとてもレアに感じてしまう。
遠山キンジの『世界の趨勢を分ける戦い』と『敵ヒロインとのイチャラブ』の正反対の展開でヒロインの新たな一面でドンドン掘り下げられているところが癖になりますね。
今回はアリア、ネモ、リサ、ルシフェリアが一堂に会してアリアの部屋で共同生活をするというかなりカオスな光景が描かれていてなかなかに凄かったです。
ネモの可愛さはキンジに会うたびに磨きがかかっていてランキング付けしたら絶対に上位に食い込んできそう。

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