働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

転生ごときで逃げられるとでも、兄さん?2

転生ごときで逃げられるとでも、兄さん?2 (MF文庫J)

《あらすじ》
俺がジャック・リーバーとして転生し、同じく転生していた妹との死闘から8年。ヴィッキー率いる『真紅の猫』との事件後も、俺はラケルの指導の下で精霊術に磨きをかけていた。
そして遂に、リーバー家に一人の使者がやってくる。王立精霊術学院――才能・努力・天運、己の全てを賭けて同世代の神童たちと鎬を削る、弱肉強食の世界への招待状を携えて。
いいだろう、やってやるさ。最高の環境でさらなる力を身につけ、もう何も失うことのないように。転生しただけの凡才が、それでも最強だってことを、本物の天才どもに証明してやる!
神童が集う待望の第2巻! ――戦え。ただ一つのために、他全てを捨てることになっても。

ーーそもそも、全ての発端となった、ジャックが前世で部屋に監禁された中から逃げ出したとき、なぜ鍵は開いていたんだ?

何気ないシーンの中に、もしかしたら意味があるかもしれない……。もしかしたら、伏線が仕込まれているかもしれない……。

転生してきた異世界にまで及ぶ妹の魔の手。妹と死闘を乗り越えたジャックがラケルのもとでさらに精霊術に磨きをかけ、これから先の未来、また何かを失うことの内容に力を身に付けていく。
シリーズ第2巻ではジャックが王立精霊術学院に通い、同世代の天才たちと試合形式でお互いに全力で力をぶつけ合い戦いの如何を学んでいく。【THE 学園ファンタジー】なバトルシーンだけをとっても魅力に富んだ熱い展開が繰り広げられていましたけど、対戦との試合を前に勝率を1%でも上げるための水面下での策謀が勝負に対する本気度を爆上げさせていて、情報量が凄く濃密な1冊でした。

さて、妹の正体はついぞ知れず。しかし、ジャックの学院内での動向はリアルタイムで把握している様子。
その人物がジャックと既に接点を持っているのか、それともこれから接触をはかってくるのか……。
『転生ごときで逃げられるとでも、兄さん』。再び、妹の魔の手が迫るのはいったいいつなのか。純粋にこの作品の舞台が面白過ぎて3巻がとても楽しみです。


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