《あらすじ》
両親からの仕送りで一人暮らし中の大学生・夜森夕(やもり ゆう)は、食費節約のため面倒くさがりつつも自炊を勉強中。
料理が趣味とか特技とか、そういったわけでもないのだけど、ある日お隣に住む女子高生・旭日真昼(あさひ まひる)に、成り行きで手料理を振る舞ってあげたところ、「お兄さん」と呼ばれ妙に懐かれることに。
しかも「私、あんなに“あったかいごはん”を食べたの、久し振りでした」と語る少女は、普段スーパーの惣菜やコンビニ飯ばかりの何やら訳アリ食生活らしく……?
時々、ただ一緒にごはんを作って、一緒に食べるだけ。ほんの少しの日常の変化がゆっくり二人を変えていく
――このラブコメは、等身大の優しい味。
母親は仕事で忙しいため一人暮らしを余儀なくされるごく普通の女子高生・旭真昼。同じく一人暮らしをしているごく普通の大学生・夜森夕は真昼とアパートでお隣さん同士。
偶然をきっかけに出会った二人の男女。成り行きで振る舞った夕のありふれた手料理が真昼の琴線に触れ、二人は少しずつ日常を共にするようになる。
等身大のスケールで描かれた、ごく普通の男子大学生とごく普通の女子高生のラブコメですけれど、真昼の言う「“あったかいごはん“」に込められた想いや二人の出会いがきっかけとなりお互いがかけがえのない存在へと変わりゆく姿がとても心温まる作品となっていてとても良かったです。