働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

宝くじで40億当たったんだけど異世界に移住する(15)

《あらすじ》
バルベールの技師であるティティスと秘書官のフィレクシアを人質にとることになった一良たちだったが、そこにハベルの兄であるアロンドからの書状が届く。
アルカディアを裏切り、バルベールへと亡命したと思われていたアロンドだったが蛮族と手を組み、バルベールを打倒するための策略であったことが明かされる。
アルカディア、バルベール、蛮族による戦争が大きな転換を迎えることに……


宝くじで40億円当たった一良による異世界生活も始めはグリセア村の平穏な暮らしから始まったけれど、気が付けば戦争の行く末を大きく左右する存在になっているとは……。
地獄の映像をプロジェクターに投影して恐怖を与える、無線通信により遠く離れた人間と意思疎通をはかる、ガソリンエンジンを搭載した乗り物で長距離を短時間で移動するなど、現代日本のテクノロジーを活用することで、戦力で大きく敵を前にしても優勢を維持し続ける。
現代日本文明×異世界ファンタジーの要素を掛け合わせて描かれる経験したことのない展開の連続、そして戦争で敵味方が衝突するなかで繰り広げられる両陣営の策略と想い。一良の存在によって通常では考えられないような戦局が展開されていて、純粋に物語としての続きを追い続けたくなる作品でした。



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