働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件6 佐伯さん

《あらすじ》
真昼の支えもあり、過去の苦い思い出と正面から向き合うことができた周。実家で真昼を可愛がる両親と、家族のぬくもりを喜ぶ真昼の姿を微笑ましく眺めながら、改めて隣にいてくれる彼女のありがたみを実感し、真昼のそばに居続ける決意と覚悟を新たにした。
夏も終わりに近づき、二人で浴衣を着て出掛けた夏祭り。少しずつ素直に気持ちを伝えあうようになった周と真昼の、夏の思い出は深まっていく――
可愛らしい隣人との、甘く焦れったい恋の物語。

周の実家で両親に可愛がられる真昼。ネグレクトに近い家庭環境で育った真昼にとって、家族からの温かみを感じられる生活が少しずつ彼女の人生にプラスとなり幸せな毎日が送れていることが感じられました。
周にとって“そばに居続けたい”と強く決意させる彼女の存在。真昼を支えていきたいという想いと覚悟。
真昼にとっても“そばに居続けたい”と強く決意させる彼氏の存在。周をさせていきたいという想いと覚悟。
二人の気持ちがひとつとなり、高校生カップルにして常に想いを伝えあい続け決して揺るがない恋人関係というものが出来上がっていて、二人の甘いやり取りが日に日に糖度を増していくところが良かったです。
今回の夏休みにおける周の実家への帰省で、藤宮家両親との交遊も深まり外堀もしっかりと埋まりました。さて、夏休みあけの学校生活ではどんな物語を読むことができるのか楽しみです。


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