《あらすじ》
わたしの夢を叶えてくれませんか? ……先輩
天才的な撮影技術を持ちながら、究極の美「おっぱい写真」を撮ることが目標の高校生・神崎彩人。
カメラ部の活動に励んでいた夏のある日、後輩の白宮雪希がアイドルを目指す友人の春日美桜を連れて相談に訪れる。
なんと【全日本アイドルオーディション】の審査を通過するための写真を撮ってほしいと彩人に依頼してきて!?
「俺に、君のおっぱい写真を撮らせてくれ!」「(合格したら)いいですよ」
かくして彩人は出会ったおっぱい美少女の助けを借りながら、美桜にとって最高の写真を撮ることを目指すが――!?
ーーおっぱい、おっぱいが美しい。俺に、君のおっぱいを撮らせてほしい!!
馬鹿と天才は紙一重。天才的な撮影技術を持つがゆえに、情熱が先走って犯罪者に間違われる言動になりがちな主人公・神崎彩人。
彼のおっぱい写真にかける熱意は本日も平常運転。【全日本アイドルオーディション】の審査を通過するための写真の撮影、初等部のカメラ教室。
撮影技術だけは天才的で曲がりなりにも実績がある主人公に届く依頼を同じカメラ部の助手と共にこなす日々。
「おっぱい!」「おっぱい!!」「おっぱい!!!」
本当にページをめくってもめくっても“おっぱい”がいっぱい過ぎて狂気としか思えないのだけど、こと写真にかける熱量と最高の瞬間をカメラで切り取るまでのドラマがとても丁寧に積み上げられていて、悔しいですけど良い作品でした。
一番感動的なシーンを生み出すまでに積み重ねてきた善行を「おっぱい!」の一言で台無しにするところは最低ですけど最高に面白い作品です。