働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

転校先の清楚可憐な美少女が、昔男子と思って一緒に遊んだ幼馴染だった件5

《あらすじ》
夏休み明け、転校してきたもう一人の幼馴染と新たな生活がスタート!

隼人が転校してきてから、春希の日常は大きく変わった。クラスでの良い子の“擬態”は少しずつ解き始めて、バイトに挑戦してみたり、園芸部に入ったり、みなもに一輝、伊織、恵麻……友達と呼べる人も出来た。
それは幼いころと何も変わらない穏やかな空気でいつも隣にいてくれる「相棒」の隼人がいるからこそ。

夏休み明け、また春希の日常が変わり始めていた――月野瀬から転校してきた、沙紀の存在によって。
春希の大切な友達で、そして隼人が妹でもトモダチでもなく「女の子」として扱うひと。
「隼人ってさ、ボクのこと女の子として見てないでしょ?」
変わらない関係と、変わりたい心。
「相棒」と「女の子」の間で揺れ始めた2人の天秤は――青春ラブコメディ、第5弾!


月野瀬の田舎から隼人たちを追う形で転校してきた『妹の親友』である沙紀の存在。
都会の人の喧騒、同世代の子どもたちが数多く通う学校。春希に劣らない整った沙紀の容姿。
昔と同じように、隼人、春希、沙紀らを交えて仲良くする一方で、昔とは違い『妹の親友』を一人の『女の子』として意識させられる瞬間が何気ないときに訪れる。

『転校先の清楚可憐な美少女が、昔男子と思って一緒に遊んだ幼馴染みだった件』とは別に、『昔妹の親友と思って一緒に遊んだ幼馴染みが可愛すぎて女の子として見てしまう』とタイトルを改めてもいいくらいに、沙紀の存在が物語が進むにつれて大きくなってきていて、『幼馴染み』という関係性が作り上げる淡い青春ラブコメ劇がとても魅力的な作品だと思いました。

『幼馴染み』×『青春ラブコメ』作品として現在はシリーズ第5巻まで刊行されていて軌道に乗っていて、いまだに先が見えない隼人たちの青春がはたしてどのような結末をたどることになるのか。純粋に物語としての結末が気になる作品なので、可能であれば完結まで見届けていきたい作品です。


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