働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

隣のクーデレラを甘やかしたら、ウチの合鍵を渡すことになった4

《あらすじ》
「俺が作った料理を幸せそうに食べてもらえるの、好きだなって思ったんで」
一人暮らしの高校生、夏臣は留学生で隣室に住む少女、ユイに合鍵を渡して正式な交際を始めていた。季節も秋が過ぎ冬へと向かうころ、進路決定のため、将来はどんなことをしたいのか考える二人。
夏臣の母親の急な来訪や、クリスマスのデートを経験して、ユイと過ごす日々が当たり前だけどかけがえのないものだと実感した夏臣は、ある決意を口にする。
そんな時、ユイの姉ソフィアが再び来日して、ユイと一緒にモデルの仕事をすると言い出して――
夏臣たちの親友、慶と湊の関係も進展!? 甘い日々が未来へと進む、第4巻!

高校生にとって将来を左右する進路決定。夢に向かって邁進するもの、大学に進学するもの、就職するもの。
高校生の夏臣やユイにとっても人生の分岐点となり決断を迫られる時期。
自分が得意なこと、自分が将来やりたいこと。それぞれの目標に向かうために必要な進路を選ぶなかで、わずかなひと時も恋人と過ごす日々のかけがえのなさと高校生活のなかでしか楽しむことのできない日々を過ごしている姿の感慨深さ。
隣室に住むユイとの半同棲生活。夏臣の母親の急な来訪。ユイの姉のソフィアの来日。ユイとソフィアの姉妹によるモデルの仕事。
恋人同士で愛し合ってる二人の関係を後押ししてくれる両家の家族の存在、高校を卒業して大人へとまた一歩近づくという事実。すべてが合わさって夏臣とユイのラブコメの集大成が詰まっていて、本当に最高の1冊だったと思います。
いやはや、完結してしまうのが惜しい作品です。

イラストレーターの“かがちさく”さんの描くユイのイラストはいろいろな表情が見られて本当に素晴らしかったです。また何か他の作品をとおして活躍する姿をぜひとも見たいイラストレーターさんでした。

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