働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

見上げるには近すぎる、離れてくれない高瀬さん2

《あらすじ》
低身長が悩みの下野水希と高身長で人気者の高瀬菜央。身長差20センチの正反対な二人だが、席替えで隣になったり、一緒に登校したりと、確かに距離を縮めていた。
そんな中、初心者ながらサッカー部に加入した水希は、他の部員に追いつくため、一つ年上の先輩女子・魚見とよく一緒に練習するように。
一方、運動音痴な高瀬には球技大会の練習に付き合ってほしいと頼まれる。教室では高瀬、部活では魚見。二人に挟まれる水希だが――
「わたしが、一番近くて仲良し?」
距離を確かめるかのように、高瀬は想いをぶつけてきて!? エモさ満点の次世代身長差ラブコメ第2弾!

身長に対してコンプレックスを抱えていた二人が少しずつ惹かれあい、お互いに意識が芽生えてくる。
一緒に登校をしたり、休日に家に招かれたり。下野くんや高瀬さんにとってちょっと他の男子生徒・女子生徒よりも仲の良い関係へと変わりつつあるなか、自分以外の異性と仲良くしている姿を目撃すると、小さい嫉妬心を覗かせたり。
中学生ならではの幼さを感じさせながらも、思春期に入って異性を意識するようになる年代の純粋な恋愛感情と日常が描かれていて、とってもほほえましいものを見せられるラブコメ作品でした。
なんですかね。ラブコメ=高校生以上が主役になる作品となるものを読む機会が多いこともあって、かえって年代的に子どもよりなキャラクターが主役になる作品で描写される光景が全体的にどこかピュアな感じがするところが良かったです。
親が勝手に自分の部屋に入ってきたら「くそババア!!」とかキレる年代の雰囲気があって、年相応の恋模様もしっかりと感じ取れました。

前作に引き続きとっても良い作品なのでぜひとも読んでもらいたいです。

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