《あらすじ》
「俺はもう、逃げも隠れもしない」そして英雄が生まれる。他人の経験値を吸い上げる凶悪な力を持つケイティを、ジャネットとのコンビネーションで退けたラセル。
その後一行は、治癒魔法で洗脳を解いたマーデリンと共に、女神達が住まう『天界』へと向かうことに。
天界と地上を繋ぐ王都『セントゴダート』には、ラセル達に職業を授けた太陽の女神・シャーロットがいるという。
ラセルはなぜ【聖者】に選ばれたのか。
パーティー追放と、シビラとの出会い。
旅路を振り返り、シャーロットとの対話を果たしたラセルは決意する。
――闇魔法の使い手として、もう逃げも隠れもしないと。
有り余る魔力で最強に至る英雄譚、覚悟と選択の第五幕。
【聖者】ラセル、【聖騎士】エミー、【賢者】ジャネット、【勇者】ヴィンス。
幼なじみで集まった勇者パーティーは一度は散ることとなったものの、ヴィンスを除く３人は再び集結して新たな旅路を歩み始め、世界の真相へと着々と近づきつつある。
何故、ラセルは【聖者】へ選ばれたのか。全てを司る女神の登場や明かされた真実とともに、この世界で何が起きているのか。壮大な世界観と共に広がりを見せる物語の展開と幼なじみ勇者パーティーのコンビネーションが魅せるダンジョンでの活躍と手に汗握る強敵との戦いが最高に面白いファンタジー作品でした。
個人的には１巻の頃からお気に入りの作品のひとつでして、徐々に物語のなかで謎に包まれていた部分が明らかになるにつれて、驚きとこれから先の展開への期待感が押し寄せてきて、新刊がいつもとても楽しみに思えてくる作品なので好きです。
新刊も楽しみにしています。
