働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

義理の妹と結婚します

《あらすじ》
父が再婚した。義妹ができた。一目惚れした。
だから俺・松原タクローは、初顔合わせの場でこう宣言したんだ。

「俺は彼女を──近衛トーコさんを、性的な目で見ます」と。

だがなぜか、義妹からみた俺の第一印象は最悪らしく、同居生活は好感度-∞から始まることに。
しかも俺は、ちょっとばかりおっちょこちょいな性質で――

「どこが“ちょっと”ですか!毎日のように押し倒したり、胸を触ったり、下着を見たり!」

すまん妹よ。わざとじゃないんだ。
【契約】も交わしたし、もう少し俺という男を見極める時間をくれないか――
主人公に振り回されてヒロインが赤面しまくる!
ニヤニヤが止まらない、義妹ラブ100%ラブコメ登場!

血の繋がらない一番の身近な異性。同じ家で暮らし、日常生活を共にする相手を目の前に

「俺は彼女を──近衛トーコさんを、性的な目で見ます」

親の再婚で相手家族との初顔合わせで放った主人公の爆弾発言でした。

ラブコメにおける主人公とヒロインの距離の縮める過程で超絶ショートカットを決めてインパクトのある展開を見せられると、“鈴木大輔”先生のラブコメ作品が好きな自分を改めて認識させられます。
昨今ですとヒロインとの甘々ラブコメで官能的な描写を過分に含ませるタイプも多いですけど、主人公が“おっちょこちょい”で妙にラッキースケベが発生するまるで10年くらい前のラブコメ時空にタイムスリップしたようなムーブをかましてくれて、その光景に懐かしさと新鮮味を感じました。
また、1冊全体の物語のページ数の少なさと比較して緩急の効いた展開で主人公とヒロインの物語が進み、激動の日常が描かれていて読み進めるほどに関係性が変化していき、ドンドンとページをめくりたくなる魅力がある作品でした。
鈴木大輔先生のラブコメ作品は最高です。


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