引っ込み思案で恥ずかしがりやな“薄葉あまり”と地味な見た目でモブな主人公の“茂木福助”、そんな二人の親友を交えた男女四人がふとしたことをきっかけに交流が生まれ青春がスタートするド直球なラブコメ作品でした。
突き抜けた個性のあるキャラクターがいたり、天文学的確率でしか成立しないようなヒロインと同居したりするラブコメライフなんてものはなく、ストレートに同じクラスの主人公とヒロインが仲良くなって、ふとした瞬間にドキッとさせられたり、偶然の出会いをきっかけにお互いを刺激しあって成長していく。まさに高校生活をエンジョイしつつラブコメに興じている主人公とヒロインの日常が楽しめる作品でした。
しかしながら、高校生たちの連絡ツールに使われるLINEのレスポンスの速度感や感情をシンプルに伝えるスタンプ連打する光景に時代の変化を感じてしまいます。ヒロインのあまりちゃんという生物がとにかく可愛くて癒されます。
やっぱりラブコメは読んでいて癒されます。