大好きなラブコメ作品に登場する悪役キャラに転生した主人公は、新たな人生を原作に無いルートを開拓して悪役としてではなく真っ当な人間として生き、推しのヒロインと青春を楽しむ。
主人公が創作物の世界に転生をしたことで、本来の主人公の性格と悪役キャラがこれまで積み上げてきた人間性のギャップが生じてしまい、「中身はまともな人間に入れ替わったけれど、周囲のクラスメイト・教師からの評価はどん底」というシチュエーションが発生。
そんな悪役キャラの主人公の原作どおりのキャラクターが固められていくなかで、現実世界として転生した主人公が生活していくにつれて、創作物を通して知ることができなかった詳細なバックボーンが明らかになり深みが増していく。
それが、悪役キャラに転生してどん底からスタートした主人公が推しのヒロインと一緒に過ごすなか、泥臭く一歩ずつ改善に努めていく姿が描かれていて、物語の世界観を構築する特殊な設定以外はド直球なラブコメ作品でした。
悪役キャラとして転生した主人公サイドと本来の創作物における主人公サイドの関わりがまだまだ薄い部分があり、正史を外れた二人の学園生活がどのように交じり合うことになるのか続きに期待がもてる作品でした。
