厄介払いをされた公爵家の令嬢で7歳のシルヴィア。ハズレだと告げられた『生活魔術』を授けられ、路頭に迷う生活を余儀なくされたなか、旅路で出会う人々との親交を深めていき、信頼関係を築き上げ、まだ7歳という幼いシルヴィアを慕う人々と過ごす心温まる日々の光景にとても癒される作品でした。
『生活魔術』という明確な概念が定まっていない謎の魔術がもたらす絶大な恩恵は幼いシルヴィアでも多大な功績を残せるだけの潜在能力を与え、行く先々で『生活魔術』の真骨頂を発揮させ、7歳の幼女のゆるふわなキャラクターと都市が反映するにもたらした功績とのミスマッチ感が演出されていて、「また私、なにかやっちゃいました?(幼女)」的な愛されキャラの無自覚ハイスペックのノリが良かったです。
そんなこんなで、公爵家を追放された7歳の幼女が領地の端にある廃墟化した城塞へ赴任し信頼できる人々と過ごす日々を書きながら、『生活魔術』の影響で飛躍的に規模を拡大しつつある城塞都市が、この先の領地経営にどんな波紋を巻き起こしてくれるのかが楽しみになってくる作品でした。
おすすめの作品なのでぜひとも読んでいただきたいです。
