全世界で社会混乱に拍車がかかる。魔王の存在によって引き起こされると言われる『魂魄剥離現象』により、全世界で同時多発的に死者が発生。『人類』対『魔王』の対立構造となり、魔王側に付く主人公・憂人の日常に安寧は訪れず、昼夜問わず追っ手から逃れることを意識する日常を強いられる。
人類の存続をかけた『聖戦』に隠された真実。魔王を討ち倒すために差し向けられる天使たちとの戦い。
平凡な主人公の日常が魔王との出会いにより全てが変貌し、親元からは離れ、幼馴染みたちとの連絡手段も断ち、居場所を特定されることを避けるために通信機器も破壊する。
『人類』対『魔王』の対立構造の渦中にいる主人公の誰にも頼れる伝手の無い緊迫した逃亡生活とサバイバルの様相になりつつある日常が詳細に綴られていて、そんな絶望的な環境下にいるなかでも聖戦に立ち向かう主人公のブレない信条が熱くさせる作品でした。
人類から選ばれた天使サイドのメンバーは一枚岩とはいかず、それぞれの思惑があり行動する部分があるため、『魔王』と『天使』の間で思惑が交錯して局面が二転三転とし、どう転んでいくのか予想がつかない展開にワクワクさせてくれる魅力があって良かったです。
2巻での激闘を経て3巻ではどんな憂人とレーヴェはどんな局面へと立たされるのか。続きが楽しみです。
