ゲームによる決闘ですべてが決まる帝王学園。裏社会からやってきた最強の転校生・霧谷透。その銀髪ロシア人メイド・ソフィー、彼の幼馴染である学年最強のお嬢様・西園寺桃華。
――エリート育成のため人知れず運営されていた学園は、それはもう見事なほどに、学園頭脳バトルの舞台として整っていた。ならば、モブの化身たる俺・田中叶太のやるべきことは一つ。霧谷が最強主人公として学園を無双する、そんな俺TUEEE物語を陰から演出することだ。
それが演出家である俺の生き様……なのにお前ら、俺を目立たせるんじゃねえ!
実力隠し最強主人公×学園頭脳バトル×メタコメディ、ここに爆誕!
シンプルなゲームがゆえに戦略に富んだバトルが繰り広げられる。
実在するカードゲームからオリジナルのものまで。学園頭脳バトルの舞台で主人公や強敵たちが自らの実力をもってして勝ち筋を見出しながら勝負に挑み続ける。
生徒同士が勝負のなかで一進一退の攻防を繰り広げる姿が実在するテクニックと絡めて深く掘り下げられているため、単純に勝敗を決する以上にバトルの局面から感じ取れる臨場感の圧が強くて凄かったです。
ブラックジャック、限定じゃんけん(仮称)の二つが特に印象深かったです。ブラックジャックの世界におけるカードカウンティングについては既知ですけど、本当にトップクラスの人たちがいったいどこまでできるのかもちろんわかりません。現実世界でも実現できそうだけれどフィクション味を感じる。そんな領域にあるテクニックの数々が披露されていて、「もしかしたら現実世界でできそう」と思わせられてより学園頭脳バトルを繰り広げる主人公たちのやりとりの臨場感が増していくところが良かったと感じました。
