働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

義妹なら本気になってもいいよね? 1

虚木真人は実の妹・悠凛に嫌われている。しかし両親から突然、二人は義兄妹だと明かされたことがきっかけで、悠凛は真人の記憶だけを失ってしまう。退院した悠凛を気遣う真人だったが、なんだか前よりも距離感が近くなってる!? 記憶を失う前から一変して、自然に距離を詰めてくる悠凛に、戸惑いとドキドキが止まらない!!
「お兄さんにも、ちゃんとドキドキしてほしいだけですから」
隠れていたはずの悠凛のブラコンっぷりが次々と溢れ出してきて、恋人よりも甘い義妹との同居生活が幕を開ける!
https://hobbyjapan.co.jp/books/book/b661990.html

兄である真人の記憶だけを失ってしまった妹・悠凛。不仲だった兄妹の関係値が記憶喪失によりリセットされ、ごく普通の兄妹のような距離で詰めてくるけれど、義理の兄妹という事実が状況をさらにややこしくして、これまでにない妹との日常にドキドキさせられる義妹ラブコメ作品でした。

【記憶喪失】という義妹に生じたトラブルが全ての引き金になり記憶喪失前の義妹が兄に対して抱いていた感情や想いも全て雲散霧消してしまったけれど、かつて抱いていた感情の残滓が義妹の何気ない行動の数々からにじみ出ていて、読者視点から主人公と義妹の間にあったすれ違いを解消する糸口となっていく様子に、二人が幸せになる日常を楽しみにしている自分がいました。

たとえ記憶喪失になっても、かつて妹が何を想い何を残してきたのか。友人とのSNSでのやりとりの中に残っていたり、想いを友人に打ち明けていたりいろいろあるでしょう。それが物語の伏線となり、今後の展開へと活かされてどのように結びついていくのか。長い目で見たときの物語のポテンシャルの高さとシンプルにこのシチュエーションで主人公と義妹が繰り広げるラブコメの結末が楽しみになってくる作品でした。


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