昔から何かと女性関係のトラブルに巻き込まれる俺、九重雪兎。そんな俺と三条寺先生の身に覚えのない淫行の証拠写真が届き、学校で聞き取り調査を受けることに! 俺の鋭い洞察力によって疑いはすぐ晴れたものの、写真を送ってきた犯人はわからない。見えない悪意に憔悴していく三条寺先生だったが――
「私も忘れつつありました。もう一人の当事者だった彼のことを」
全ては俺もすっかり忘れていた因縁から始まっていた! かつて救われなかった者の悪意と向き合った時、彼女の出す答えとは……?
傷つきすぎた彼と傷つけた彼女達が紡ぐ勘違いラブコメディ、第6巻
俺にトラウマを与えた女子達がチラチラ見てくるけど、残念ですが手遅れです 6|オーバーラップ文庫
九重雪兎が小学生の頃、三条寺先生との間に起こした事件の残滓が再び騒動の火種になる。
小学生の頃のエピソードは何巻で描かれていたか忘れましたが、教室でクラスメイト全員から窃盗犯としてつるし上げられたけど真犯人を断罪して転校にまで追いやったあれです。
九重雪兎の行いがクラスメイトたちの学校生活に及ぼした影響や語られていなかった補完エピソードが描かれていて、転校に至るまでの当事者の心境やその後の顛末が目を覆いたくなるくらいに悲惨な末路でした。
これまで【九重雪兎、闇落ちエピソード】で心臓がキュッって苦しくなることがしばしばありましたが、断罪されたモブキャラ氏の半生やその後の教室内の空気が万年お通夜状態になるのを見て、「そりゃ、あんなことが起こされたらそうなるよな……」と共感したくはないけれど共感してしまうものでした。
九重雪兎の正論パンチが4倍弱点になってぶっ刺さる光景はいつみても地獄のようでした。
