学園に魔族が潜んでいる。秘密裏に魔族に掌握されているガレリオ魔法学園で、
魔族に次の行動をさせるべく一つの噂を流し始めたシャロン。
そんな噂と学園の動揺を一刻も早く消すために、魔族が水面下で動き出すが――
自分(シャロン)を作戦の囮に? さらには重要人物として監視のために魔族を同屋に?もちろんそんなものでシャロンの暗躍は止まらない。
「いいぜ。それがお望みってんなら――楽に死ねると思うなよ?」
むしろ全てが掌の上。徹底的に魔族の思考と行動を利用するのみ――
鬱ゲーシナリオ完全無視の蹂躙無双ファンタジー、暗躍の第2幕!
ガレリオ魔法学園を秘密裏に支配していると驕っていた魔族たちを震え上がらせる脅威が牙をむく。
最凶にして最強の少女・シャロンの暗躍が『勇者の亡霊』として魔族側でささやかれ、正体不明の存在として警戒される。
主人公・シャロンが魔族たちを圧倒的な実力で蹂躙していく無双ファンタジーですが、その中でも魔族側の思惑を利用し全ての行動を掌で掌握し、人間を格下の存在と侮っていた魔族たちの精神を徹底的にへし折り、阿鼻叫喚の地獄絵図にする戦い方が凄まじいの一言に尽きます。
人間に対して優位をとっており、命をかけた戦いにおいて手札を多数備えている魔族側が「これなら勝てるはず!!」と確信して仕掛けた策も、最強の少女・シャロンの前では全てが覆される。
そして、命乞いも慈悲もない残虐な殺し方が、『勇者の亡霊』により仲間を次々と失っていき追い詰められている魔族側の心境とあわせて読むと、思わず悪役であるはずの魔族に同情したくなるくらいに目を覆いたくなるものでした。
この作品で一番の悪役は最凶の主人公・シャロンだと思います。魔族がかわいそうになってきます。
