イギリスの勇者と協力し事態を解決した伊上たち。しかし、今度は世界中で救世者軍によるゲート人工発生テロが始まってしまう。
勇者チームとしてゲート攻略に尽力する伊上たちだったが、この非常事態を狙って陰陽師の再興を図る安倍家が動き出す。国の命令で無理やり瑞樹と晴華の二人を引き抜くと、『勇者と陰陽師のチーム』を作り、大規模な救世者軍討伐作戦を開始して――
「あいっかわらずヤバい場所に残ろうとすんのはどうなんだ?」
生存特化のイレギュラー、教え子のため最前線へと殴り込む!!
現代日本×ダンジョン×指導教官ものとしての面白さは間違いなく随一。
これまで主人公である伊上の教えを長く受けてきた勇者パーティだからこそ、命懸けの戦況であっても生き抜くための術や心構えが一人ひとりにきちんと叩き込まれていて、自分たちが現在陥っている状況で判断をくだせている姿が今回の一連の騒動のなかで描かれている所を読んで、教え子たちのたしかな成長と他の冒険者たちとの明確な違いが感じられる1冊になっていました。
シリーズ第8巻にもなると主人公たちがダンジョン攻略に挑む展開やこれだけの強敵と遭遇して苦戦を強いられたとか、ギミック満載のダンジョンやイレギュラーな展開があったとかは既出なので特別に語ることはありません。
今回も自分の好きな作品の続きを楽しむことができて面白かったです。ただそれだけです。以上!
あっ、あとアニメ化待ってます!!
