働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

地味なおじさん、実は英雄でした。 4 ~自覚がないまま無双してたら、姪のダンジョン配信で晒されてたようです~

地味なおじさん、実は英雄でした。 4 ~自覚がないまま無双してたら、姪のダンジョン配信で晒されてたようです~ 地味なおじさん、実は英雄でした。 ~自覚がないまま無双してたら、姪のダンジョン配信で晒されてたようです~ (ダッシュエックス文庫DIGITAL)

趣味であるダンジョンでのバッティングをこっそり姪に配信され、注目の配信者“新宿バット”になってしまった社畜サラリーマンの佐藤蛍太(41歳)。無自覚に無双する彼の裏の活躍で、冒険書房は社長が退任し、新たに《DOOMブックスレボリューションズ》としてホワイト企業へと変貌を遂げていた。綺麗なオフィスに、優しい新社長…歓迎すべきことのはずなのに、どこか釈然としない状態になってしまった蛍太だったが、そんな中、新宿ダンジョンに300レベルを超える超越者級ボスモンスター“悲劇の雷帝”が誕生し、冒険者たちを塵に変えていく。その映像を見たトップ配信者のスイレンは「パパ……!!」と呟き涙を流す。それは18年前の迷宮災害で《はじまりの冒険者》たちを率いたリーダーの変わり果てた姿で…!?


会社に雇われているサラリーマンは会社の方針と労働環境に従わざるを得ません。社畜は社畜らしく仕事への恨み節を訥々と語りながら、今日も明日もお仕事を続けます。そして積み重なった労働負債は全て新宿バットとしてダンジョンに潜ったときの一振りに込めて発散させればいいのです。
これまで迷惑系配信者や冤罪事件に巻き込まれ、そのたびに騒動の渦中となっていたサラリーマン主人公・佐藤蛍太(41歳)でしたけれど、新宿バットとしての功績が巡り巡って有名冒険者の女の子たちから慕われるまでに至り、日を追うごとにおっさん主人公ファンのコミュニティが繋がって姦しくなる会話のやりとりにささやかなラブコメ味を感じました。
新宿バットさんと『はじまりの冒険者』の繋がりや過去最高に難関なダンジョン探索に繰り出し激戦を繰り広げるバトル展開が楽しめて、主人公の公私ともに大きな動きを見せた一冊となっていてとても面白かったです。
安定の三河ごーすとさんクオリティなので安心して読んでいられます。
続きも楽しみにしています。

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