『仲良し』JKの裏の顔は、駄弁りながら悪い奴らを始末する殺し屋!?
これは少し変わったアルバイトをする『仲良し』JKチドリとツバメのちょっぴり愉快なお話です。
「やっぱり育ちの良さってのは笑い方に出ると思うね! ……そういえば私、ツバメの笑顔ってまだ見たことないかも」
「楽しくなければ笑いませんから」
「……ああっ、あっ!? ノンデリ発言っ! まるで私と駄弁ってる時間が楽しくないみたいだろっ! スマイルよこせ!」
「しょうもな……ほらチドリさん、早くこの人たちを片付けますよ」
二人で無駄話して、しょっちゅう喧嘩して。もちろんきちんと仕事もこなして。最後にはハンバーガーを食べる、そんな彼女たちのお話。殺し屋としても女子高生としても完璧になりたい、彼女たちの青春の一幕。
『マックの女子高生』の最終形態がハンバーガーを食いながら話をしている殺し屋の女子高生でした。
主食はハンバーガーとフライドポテト。見た目は普通の女子高生。チドリとツバメが普通に仲良く無駄話や喧嘩をするごく普通の日常を過ごしている一方、その裏では二人が殺し屋として活動をするという。ゆるくてポップな雰囲気な面をしているけどハードなガンアクションと殺伐とした命のやりとりを繰り広げるギャップが効いていておもしろかったです。
今のところ代表作として『塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い』のイメージがありましたし、その前に電撃文庫から『となりの彼女と夜ふかしごはん』も読んでいましたけど、バトル要素多めのジャンルは個人的にははじめて読みました。
チドリ&ツバメが遠距離から攻撃を仕掛けてくる爆弾魔を相手に繰り広げている一進一退の手に汗握る攻防はバトルもので味わえるハラハラドキドキの展開の連続で、チドリたちが旧知の敵と交わす殺し合い手に向けた小粋なかけあいも味わい深くて最高でした。
続きも楽しみにしています。
殺し屋JKとハンバーガー - ライトノベル(ラノベ) 猿渡 かざみ/てつぶた(電撃文庫):電子書籍試し読み無料 - BOOK☆WALKER -
