チート能力をもたない凡人転生者・シエルは、ずば抜けた戦闘センスをもつ幼馴染・アルに誘われ、世界を巡る冒険の旅に出ることに。
しかし、旅の途中で魔物の襲撃を受ける王女・クリスを偶然助けたことをきっかけに、シエルたちは王家に渦巻く陰謀に巻き込まれてしまう。
前世知識や自身が授かったマイナースキル【不殺】を駆使した型破りな戦略で、〝勇者〟のごとく活躍するアルをサポートするシエル。
数々の無茶ぶりになんとか応えていくうちに、気づけば周囲から「何でもできる」と思われてしまったシエルは、悪意に蝕まれる王国を救う重要な鍵となっていき――!?
優秀な仲間たちを支える縁の下の力持ち的な存在としてサポート役に徹するのは前世の知識とマイナースキル【不殺】を駆使して戦う。
「あいつなら、このなんとかしてくれる(全幅の信頼による丸投げ)」
けれどそれに応えられるだけの万能スペックと柔軟性があるのが、最強のサポート役として立ち回る主人公。物語のなかの勇者の如く戦う強さはないけれど、サポート役にはサポート役なりの戦い方がある。そして、【不殺】というマイナースキルにもそれなりの活用方法がある。
用途が限定的なマイナースキルによりもたらされる展開や独特な主人公の立ち回りによる物語の展開が楽しめる作品でした。
まだまだ未来の勇者として語り継がれそうな主人公たちの旅路は始まったばかりですけれど、既に王国を救う鍵を握る存在として深く関わることになっていて、今後の物語がどのようなものになるのか続きが気になるところです。
