一周目の人生とは異なり、本気でバンド活動に打ち込むと決めた夏希。季節は再びの春――二年生に進級する上でそれぞれの進路選択により仲良しグループもクラスが分かれる中、中学時代からの後輩であり、バンドメンバーでもある沙耶が入学してきた。
こうして部活としても動きやすくなった夏希たちは、参加予定のライブフェスに向けて練習に熱を上げていくのだが――
「夏希にとっての本気って、なんなの?」
強くてニューゲーム青春ラブコメ、激動の二年生編スタート!
1周目の灰色の人生をやり直して2周目の青春をニューゲームなこの作品がアニメ化ですか!!
シリーズ第9巻にもなると2周目の青春を一緒に過ごしてきた仲良しグループのノリとキラキラしたスクールライフ。今回明かされることになった主人公の1周目の青春の光景とクラスメイトのリアクションとの対比が効きすぎて、共感性羞恥からとてつもなく背中がムズムズしてきます。
これは誰しもがごく普通の学校生活を送ってきたのなら、雰囲気からおのずと作中でのエピソードが発生した時の空気が感じ取れると思うんですけど、「もうやめてくれ……」と命乞いしたくなるくらいに1周目の主人公の青春エピソードのパンチが効いてきます。
他にもいろいろなエピソードとそれに絡めた物語が展開されていましたけれど、等身大スケールの日常感のなかで主人公とい唯一の特異な存在が開拓していく新たな日常とそれによって救われ生き方を変えていく流れがとてもドラマチックで、今回も最高の一冊になっていました。
