魔将・ラジャスをレフィールと共に倒した水明は、彼女を仲間に加えてネルフェリア帝国へ。
無事に到着した二人はそれぞれの目的のために行動を開始するが、帝国では原因不明の昏睡事件が起こっていた。
そんな中、水明は帝国十二優傑の魔法使いであるリリアナ・ザンダイクと出会い、さらにフェルメニア・スティングレイとも再会を果たす。
図らずも事件を解決するはめになった水明は、八属性の中でも異質とされる闇属性の魔法と対峙することになり――。
異世界魔法と現代魔術が交錯する大人気異世界ファンタジー、第3巻!
英傑召喚によって異世界にとばされた八鍵水明による現代魔法と異世界魔法のファンタジー。
３巻にきてようやく僕が待ち望んでいたフェルメニアと水明の再開が書かれていてそれだけでもう満足ですよ。２巻であらたに水明の旅に同行することになったレフィールとの絡みも僕の待ち望んでいた展開。フェルメニアのことを愛称で呼ぶ姿に嫉妬心を募らせるレフィールが幼女の姿とあいまって可愛かったですね。魔将ラジャスとの戦いで力を使いすぎた代償を負ったレフィールの幼女ネタが、水明の日常にふんだんに使われていて、ロリコン疑惑をかけられるシーンもあって面白かったです。この作品にはときおり、水明の暮らす現代世界における魔法理論を異世界魔法にもってきて現象の解明をするシーンがあるんですけど、今回はレフィールがなぜ幼女の姿をとることになったのかについて言及しています。魔法の仕組みについて水明の知識に基づく考察が展開されていき圧巻でした。
ＯＶＬ文庫がおくるＷｅｂ小説書籍化のなかでお気に入りのラノベです。
フェルメニア可愛いよフェルメニア。
