魔法世界に転生してきた“軍オタ”リュートは、自分だけの武器“現代兵器”を手に冒険者として旅に出た。期待に満ちた新生活開始!―のはずが、騙されて身ぐるみ剥がされたあげく、吸血鬼一家に“血袋”としてお買い上げ。さらに一家の可憐なお嬢様クリスと、運命的なお目見えを果たすと―筆談で思いきり拒否られた!一家が下した指令は、そんな引きこもりお嬢様の心を癒すこと!?戦闘執事となったリュートは、やがてクリスにある“軍オタ”的才能を見出して…?軍隊ハーレム結成への第一歩!?吸血鬼お嬢様の攻略開始!!
婚約者のスノーは完全にかつての女性とかしたリュート君による新たなハーレム要員になったのは、吸血鬼一家のお嬢様アリス。引きこもりで極度の人間不信なアリスが執事として雇われたリュートと接するにつれて徐々に態度が軟化していき、最終的には屋とわれの身でありながら周囲の目を忘れて仲むつまじくする姿を見せ付けるまでにいたりましたね。1巻同様に2巻でも周囲に他のヒロインの気配はなく、お嬢様アリスと執事リュート二人のラブラブっぷりが濃縮されていました。異世界転生を果たしたリュートの持っていたお菓子の作り方を切り口に、甘いものでアリスとの距離感をつめていくやり方。そんなリュートのお菓子をいまかいまかと待ちわびるアリスがとにかく可愛かったです。
軍オタ要素である魔術液体金属を用いて生成される現代兵器。今回用いられた銃器に関しても巻末でイラスト付きで丁寧に紹介されているのもあるけど、わかりやすい説明で読みやすかったです。それとリュートが生成した銃器の噂も大陸全土に知れ渡るほどのものになっていて、3巻ではますます面白くなること間違いないですね。個人的にお気に入りのラノベですので1巻同様に重版されるのを楽しみにしてます。
