働きたくない村人のラノベ日記

ブログ開設2014年5月30日

美少女作家と目指すミリオンセラアアアアアアアアッ!!4

美少女作家と目指すミリオンセラアアアアアアアアッ!!4 (角川スニーカー文庫)
sneakerbunko.jp

《あらすじ》
ミリオンセラーを目指すラノベ編集者の清純は、新人賞選考で物議を醸した超問題作を担当することに。しかし打ち合わせにやって来た作者は、まさかの女子小学生!さらにひよこがそのJSに弟子入りすると言い出して―。「プライド?なんで?自分より凄い人にものを教えてもらうのに、肩書きとか年齢は関係ないよ?」かくしてJS・美門のスパルタラノベ講座が開幕…のはずが、なぜか3人で遊園地デート!?美門のドSすぎる指導&ひよこの天然すぎる回答に振り回される清純だったが、実は美門には応募作品を出版できない秘密があって…。

ラノベ編集者による新人賞選考における候補作の分析が細部にまで丁寧に肉付けがされていて、作中作に対する語りのはずなのにリアリティーがあり素晴らしかったです。一般のラノベ読者が目にすることのできない世界の出来事が清純たちを通じて描かれていて好奇心も刺激されました。ラノベ業界ラノベは、まず面白いことが大前提にあるけれど、『(真偽は不明だけど)一般人が知らない世界』が描かれているので相加効果で楽しめるから好きです。

サンダル文庫による生放送事件をきっかけに一躍時の人となりラノベ編集者清純が巷で『三股野郎』だの『爆発しろ』だのと後ろ指を指されるなか、担当作家の天花は作家としての成長の片鱗を匂わせ、ヒヨコの新作のラノベ抹殺委員会は営業からの重版が知らされ、ソレイユは裏の人格が露見してファンから煽られ……、一番吉報がないソレイユさんが不憫ですね。
とまあこんな具合で、ラノベ業界での清純の仕事ぶりを描きつつなんやかんやでフラグを乱立させているJC、JD、OLとのラブコメも良い塩梅で効いてくる素晴らしい作品です。
たまに主人公が初登場のJSに電流プレイを迫られたり、JSに踏みつけられて快楽を覚えて笑みを浮かべたりする変態的な一面はあるけれど、ラノベ編集者としての腕は確かです。都合の悪いことは難聴系主人公で聞き流す朴念仁ですが、編集者としての熱意は引くほど輝いている素晴らしい主人公です。是非とも、未読の方は読んでみてください。

イラストレーターのMika Pikazoさんのイラストは素晴らしくて大好きです。ソレイユさんが一番好きなのでモノクロ1枚目のイラストが一番好みに刺さりました。続巻で描かれるキャラクターたちのイラストも楽しみにしてます。