《あらすじ》
世界の終わりが始まったなか、ついに神域へ突入したハジメたち。
神の使徒の群れ、異様な異空間、神エヒトの悪意が行く手を阻むも、そのすべてを蹴散らすようにして突き進む。
そして、雫、鈴、龍太郎の三人は神域の廃都市にて堕ちた友と向かい合う。もう一度言葉を交わすために。救いの手を伸ばすために。
かたやハジメ、シア、ティオの前には、眷属神と化したフリードと白金の使徒が立ち塞がり……。
いまここに、双方の最高戦力が激突する――!!
己が力の極限を超越せよ。“最強”異世界ファンタジー、第12巻!
ありふれた職業で世界最強 公式ポータルサイト - ―“最強”の系譜はここから始まる
雫、鈴、龍太郎 VS 光輝、恵里。かつての高校のクラスメイト同士が異世界召喚で手に入れたスキルや一変した日常により少しずつ価値観を歪めていき、死闘を繰り広げる関係にまで踏み込む。
仲の良かった友人だったけれど、お互いの目指すものがあり、相容れないものとなったとき、現代日本では表に出ることのなかった感情が牙を向いて対立することとなる。
そんな『異世界に召喚されたことで分不相応な力を手に入れた高校生が歩む末路』の一端を目の当たりにしているように感じられて、かなり衝撃を受ける掛け合いが繰り広げられていて目が離せない展開でした。
ありふれた職業で世界最強という作品がはたしてどのような結末を迎えることになるのか。今後の展開が楽しみです。