働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

魔弾の王と戦姫 6

魔弾の王と戦姫〈ヴァナディース〉6 (MF文庫J)
ブリューヌの動乱より半年。客将としてライトメリッツで過ごすティグルは、ジスタート王の要請を受け、霧と森の国アウヴァールへと旅立つ。密使としての航海中、ティグルは薄紅色の髪の幼げな少女と出会う。立派な作りの斧―“崩呪の弦武”ムマを持つ彼女こそ、放浪の戦姫オルガ=タム。なりゆきで彼女と同行することになるティグルだったが、アスヴァールの地にはさらなる“運命の出逢い”が待っていた。容姿、人望、才能―そして確かな野心を持つ青年の名は、タラード。一将でありながら“王”の形を平然と説く青年に、ティグルの胸に去来するものとは…?いくつもの邂逅が新たな伝説を刻み征く!最強美少女ファンタジー、待望の第2部開幕。





異国『アスヴァール』の密使として渡航する“ティグル”とそこで偶然出会った6人目の戦姫“オルダ・タム”、表紙のイラストを飾っている幼女ですね。
この二人を中心に巻き込まれた『アスヴァール』の戦い。今回は海を隔てた異国の地ということで、陸続きである『ブリューヌ』『ジスタード』のように“ティグル”の武勇や戦歴は行き届いていない状況。いざ兵を動かすとなったとき、自分の指揮に従うためにはどうしたらいいか、兵士と等身大の視点で考えた“ティグル”の解決策は本当に人心をつかむのが上手いなと思いました。
こういった兵士から平民まで視野を広げてヒューチャリングしていく戦記ものが魔弾だと思いますね。