働きたくない村人のラノベ日記

ブログ開設2014年5月30日

なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか? 3 神々の道

なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか? 3 神々の道 (MF文庫J)

《あらすじ》
世界は人類が五種族大戦に敗れた歴史へと「上書き」された――英雄四度の剣と武技を継承し「真の世界を取り戻す」決意をした少年カイは、何者かの影響で豹変した蛮神族(ばんしんぞく)の英雄・主天アルフレイヤを撃破。イオ連邦の地にひと時の休戦をもたらす。聖霊族(せいれいぞく)が支配するユールン連邦への案内役として、エルフの巫女レーレーンを加えた一行。だが、凶暴化した巨大なベヒーモスの襲撃で事態は急変。導かれるようにオルビア預言神の祠(ほこら)へと辿り着く。「あなたたちに世界の運命を託したい。この世界は『偽り』です」。ジャンヌに救世主となるよう求める預言神。だが、カイはこの世界での出来事から神の言葉に疑問を抱いていた――大注目のファンタジー超大作、第3弾!

このラノ新作部門第21位!! 総合部門第53位!!! コミカライズ化とゲーム化も進んでいる超人気作品!!
当ブログも協力者枠といて投票していましたが、ファンタジア文庫から刊行されている同作者の『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦』が新作部門9位、総合部門24位にランクインしたのを知り、当時は『トップ50位に名前を載せることができなくて悔しい』という気持ちでいっぱいでした。

さて、このラノの時期の話題はこのくらいにして
前回までは蛮神族の英雄・主天アルフレイヤとの死闘、切除器官・ラスタライザと幻獣族の英雄ラースイーエの気になる邂逅シーンで幕を閉じ、『人類が英雄シドの活躍により五種族大戦に勝利を治めた正史から、戦いに敗れた歴史に上書きされた核心に迫る重要なシーン』として、次巻への購買意欲と好奇心を刺激しまくる素晴らしい幕引きだったと思います。
その記憶を呼び起こしながらいざ新刊を手に取ったわけですが、毎度毎度期待を裏切らない、むしろ上回る面白さでファンとしては大満足です。

聖霊族に抗い続けている人類反旗軍のトップである獅子王・バルムンク聖霊族との戦いに特化した武器の構成と戦いかたのセオリーの構築。これまでカイたちが挑んできた種族とは異なる次元に存在する強敵とあって、苦戦を強いられることが必至であることが明確に印象付けられました。実際のところ、どのような戦いにもつれ込んだのかについて詳しくは(ネタバレになりそうだから)言及しないけれど、読んだ当初は『現存する人類の技術の粋を尽くして生みだした兵器で、どうやって有効打を与えるにいたるのか……』という流れが頭のなかをよぎって、この作品は本当にワクワクさせてくれるな! と思いました。
結末としては、『この物語の根幹にある英雄シドにまつわる逸話に、また新たな謎が深まった!! やべー、この先どうなるんだ!!』といった感じで。物語が進めば進むほどに面白くなってくる作品でした。
本当になんでこのラノでもっと上の順位にならないか不思議でしょうがないよ!(憤慨