働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者14

アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者14 (講談社ラノベ文庫)

《あらすじ》
謎の『穴』で日本とつながったしまったファンタジー世界の『神聖エルダント帝国』。そこに日本が創設した主にオタク文化メインの交易会社“アミュテック”の総支配人・加納慎一は、またもひきこもっていた。訳はまあ、この前のアレですね。で、天の岩戸を開けようと美埜里さんがあの手この手をくり出している間に、いつのまにか屋敷の外では大変な異変が勃発!?まさかのエルダント存亡の危機!他、女装美少年の光流やリザードマンのブルーク夫妻をフィーチャーした、バラエティに富んだ、シリーズ2度目の短編集です。

ルックスだけなら絶大なヒロイン力をほこる光流さんのあられもない姿が見られる夢のような短編集!!
表紙を飾るゆーげんさんの描く光流さんのイラストからは無いはずの胸の幻視が認識できるくらいに素晴らしかったです!

加納慎一をめぐるミュセル、ペトラルカ、エルビアの三人による修羅場劇から日が立ち、ストレートな好意を向けられてどう対処をしたらいいかわからなくなった結果、根っこの性格がヘタレでオタクなだけあって絶賛引きこもりライフを満喫。無駄に資金力があって身近の世話をしてくれるメイドがいて、何もかもが充実していている引きこもりライフを続けるクズ。ほんっと、こんな二次元のヒロインに現実逃避しているハーレム主人公を見せつけられるとついぶち○したくなってくるね。
これまで長い間異世界での関係性を築き上げてきただけあって、ハーフエルフのミュセル、ウェアウルフのエルビア、皇帝陛下のペトラルカが種族の垣根と身分の差を考慮せずにガチの恋愛バトルをおっぱじめるのも、シリーズ初期の光景を考えると年月が経ったことを実感するのだけど、ここまで泥沼化するとは予想だにしなかった。
本命はミュセル VS ペトラルカの構図が盤石だったのにエルビアまで参戦する始末だし、果たしてこの後の展開はどういったものになるのか楽しみですね。