《あらすじ》
俺、波久礼業平をぼっちと称するのはそろそろ難しい、はず。それくらい充実の修学旅行だったが、愛河との一件、大福と汐ノ宮さんのこと―考えなきゃいけない問題だらけだ。そんななか、俺はエリアスと大福の両方から生徒会長選挙の応援演説を依頼されてしまう。悩む俺の前に現れたのは、現生徒会長・明星真宝。そして、その口から飛び出たのはまさかの出馬要請。それはエリアスを想っての作戦らしい。でも、目の前に立ちはだかることが、本当にあいつのためになるのだろうか。悩める残念系異能力者、成長の時(?)な第6弾!
ぼっちをこじらせた波久礼業平の異能力に成長の兆しが……。
ドレインを完全にコントロールした先に見える光明は、ごく普通にクラスメイトと戯れ、ごく普通の学校生活を送り、そして愛河との一件に決断を下す。
1メートル以内の人間から体力を奪う異能の制御をどこで特訓するのか。現生徒会長が自らの異能力を完璧にコントロールしている姿や特訓の内容との紐づけ方法からも、ドレインの今後の可能性への期待とコントロールを体得するのではというワクワク感がありますね。
異能力ものといったら異能力の深味を追求する展開が最高に熱いです。前作もなんだかんだで主人公の異能力が覚醒して凄まじい展開になってたし、これは波久礼業平のドレインも凄いことになるのでは?
波久礼業平と菖蒲池愛河の修学旅行の一件とこれまでの学校生活で見せてきた意味深な展開の数々。どことなく青春の匂いが漂い、彼女いない歴=年齢のボッチがリア充に進化する可能性が見えてきてますが、ここ最近は竜田川エリアスが徐々に頭角を現してきていて王道なツンデレヒロイン路線をたどってきてますね。むしろ、幼馴染みで知った仲のエリアスが良く見たらぐうの音も出ないほど可愛らしくてヤバいです。暴力系ヒロインとしてキレると副会長聖水のペットボトルキャップをバシバシ飛ばしてきてて可愛いです。ツンデレです。でも鈍感系主人公には全く好意が伝わらないので不遇系ヒロインです。