働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

ゴブリンスレイヤー10

ゴブリンスレイヤー10 (GA文庫)

《あらすじ》
春、ゴブリン退治の傍ら、葡萄園の警備をすることになったゴブリンスレイヤーの一党。
その葡萄園は、女神官の育った地母神の神殿のものだった。
そんなある時、女神官が姉のように慕う神殿の葡萄尼僧がゴブリンの娘だという噂が広がる――。
周囲の心ない声に胸を痛める女神官、それに対し、迷いを感じるゴブリンスレイヤーはある決断を下す。
「たぶん……今日、明日はゴブリン退治はやれん」
「何をするにしても、頑張ってくださいね! 応援、してますから」
街の影を走る闇の仕掛人が暗躍する中、小鬼殺しに手はあるのか!?
蝸牛くも×神奈月昇が贈るダークファンタジー第10弾!

ゴブリンスレイヤーさんが「ゴブリン退治はやれん」なんて口にする時がやってくるなんて!!(最終的にはゴブリン退治に収束します)
今回は女神官の育った神殿を舞台とした物語の展開。思えば、女神官とゴブリンスレイヤーの出会いもゴブリン退治がきっかけでしたね。あそこで死ぬはずの運命から救い出してからパーティーを組み始めて、すっかりゴブリンスレイヤー一党の固定パーティーに組み込まれてます。
女神官の育った環境や交友関係にを広げる展開であるため、女神官の自らの冒険者としてのポジションやベテラン冒険者に囲まれるなかでの悩みなどが掘り下げられてました。
アニメの放送内容とあわせて読むと、女神官が書籍版でこれまでに潜り抜けてきた(ゴブリン退治がメイン)冒険の数々を経て成長を遂げた姿と新米冒険者の姿の両方が鮮明に比較ができ、女神官の成長具合が伺えて非常に面白かったです。
女神官が自らの苦境に投げやりになってヤケ酒したり。とっても可愛らしかったですね。