働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

ゴブリンスレイヤー13

ゴブリンスレイヤー13 (GA文庫)

《あらすじ》
迷宮探険競技―それは至高神の大司教をはじめとした六英雄の逸話として有名な、死の罠の地下迷宮から続く試練。それをギルドは冒険者志望の者への訓練としたいという。そしてその監修者として、銀等級の冒険者へと協力を依頼した。(―悪辣だ)受付嬢が驚くほどの罠が仕掛けられ、準備は進められていく―。そんな中、またひとり、冒険者志望の少女は剣を取る―。そこに忍びよるは混沌の影…。「小鬼どもになぞ、好き勝手させてたまるものかよ」蝸牛くも×神奈月昇が贈るダークファンタジー第13弾!

冒険者を志望する若手へ冒険者の世界を経験させるために“迷宮探検競技”が開催される。
ゴブリンスレイヤーがゴブリン討伐以外のことを依頼された!!
来る日も来る日もゴブリンを討伐し続ける日々を送っていたゴブリンスレイヤーが、若手の育成のためにひと肌脱ぐ姿にホッコリしつつも、随所で「あぁ、やっぱりゴブリンスレイヤーだな」と感じ入るかけ合いがあり面白かったです。
あくまでも、“迷宮探検競技”の範疇にあるため迷宮内の仕掛けは殺傷性が低く、ケガをしないように考慮されたものになってますが、ゴブリンスレイヤー発案なだけに彼らしさが感じられました。
冒険者志望者をゴブリンスレイヤーの本気の仕掛けに当てられたら事故率100%だけど、冒険者ギルドの受付嬢が間に入って適宜方向修正をかけていく姿がこれまでのシリーズを通じて築き上げられた二人の関係性を距離感が良く描かれていると思います。
ゴブリンスレイヤーシリーズでおそらく一番穏やかな日常が描かれた回だと思います。もっとも、不慮の事故で迷宮にゴブリンが迷い込んできたりする不穏なシーンもあったりなかったり……

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