《あらすじ》
今回は“異世界”にもよりみち!?文庫未収録の全10編!!ウィズが仕入れた魔道具で転移した先には、見慣れた日本の風景が広がっていた!?―『そうだ、異世界へ行こう!』暴走した嵐の大精霊を相手にアクセルの冒険者たちが“水着”で大暴れ!!―『レッドストリーム・エクスプロージョン!』「私…!私…!!カズマさんのコミュ力が欲しいっ!」カズマとゆんゆんがついに!?―『ぼっちをプロデュース!』入手困難だった限定特典に、カズマたちの日常の一幕や本編では明かされなかったダクネスとクリスの出会いなどを描く、スペシャル書き下ろしが詰まった、豪華な短編集第2弾!
めぐみんがカズマたちのパーティーに加わったころの日常をつづったお話やカズマたちがウィズの魔道具で日本へと転移するお話など。購入特典に収録されている短編などを中心とした短編集でしたけれど、本編が完結してから久々にこのすばの世界を楽しめてファンとしてとても満喫できる内容でした。
めぐみんがカパーティーに加わった頃のお話を読んで改めて思うのは、カズマたちのパーティーはアクアを除いて誰もが時には真っ当な人間として振る舞うけど、時には冒険者たちの間でも名を轟かせるくらい頭のおかしい人間に成り下がるところが印象的ですね。めぐみん視点で『カズマたちが馬鹿なことをしている』と冷静に眺めている一方で、『1日１爆裂！！』というクレイジーなルーティーンをしているのがめぐみんというキャラクターですから。
ダクネスも貴族の令嬢という肩書きを持ったドMのクルセイダー。見ていて飽きないくらい賑やかなところがいつみても魅力的ですね。
本当に、読んでいて『笑える！！』という作品はとても稀少なので今でも完結したという事実は感慨深いです。
まだ読んでいないという人がいたら是非とも読んでいただきたい作品です。
