働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

閉鎖学園のリベリオン

閉鎖学園のリベリオン (電撃文庫)
少年はプレイする。自由をかけたゲームを。
娯楽を禁じられた学園に『反逆』の狼煙が上がる。
ゲーム好きの少年・珪が入学したのは、全国から学生が集められ、ロボットによる公平な教育を受けられるという『倫理学園』と呼ばれる学園都市。
しかし、そこにはゲームショップはおろか、炭酸飲料の自販機もないほどの「健全」ぶりで、珪は窮屈な日々を過ごしていた。
だがあるとき彼は、恐ろしい事実を目撃する。それは素行の悪い者を捕え、脳にチップを埋め込んで人格矯正しようとするロボットたちの姿だった。
「この学園は、狂っている」。珪は仲間たちと共に、学園に反旗を翻す。





生徒の様子が徹底管理された学園都市、生徒以外の人間がほとんど存在せず機械によって管理。日常生活の至るところに張り巡らされた監視カメラ。そんな学園都市の異常で不吉な実態に反旗を翻した少年少女たちの物語。
監視の網をかいくぐったなかで唯一結成されたレジスタンスに加入する“珪”。幾度となく陥るピンチを切り開くための作戦が何気ないワンシーンから得た情報をもとからのひらめきとあって驚きました。

学園都市の全貌が見えず圧倒的な優位にたっていたのに、中盤以降は話が変わり一気にどうにも安っぽく感じました。ぶっちゃけもっと収集がつかないぐらい話を広げまくったほうが、1巻で収まるようにした結果なんですかね。個人的にはどこかもったいない感じがしました。