「お断りだ」
次なる神魔――ゼスカを求めて北方へと向かったトーイだったが、現在では商会当主として活動する彼女には取り付く島もなかった。
やがてゼスカの商会と反乱軍の関係が判明し、トーイは神魔と帝国の間に立たされるが――そんな折、かつての戦友との再会を果たす。
「俺は一度、てめえと闘り合いたえと思ってたんだよ」
滅びた里の『勇者』であり、かつては戦友として背中を預けた青年。英雄と勇者の邂逅は、果たして世界になにをもたらすのか。変わりゆくものへの愛を問う二周目異世界ファンタジー、第2弾も戦って口説いて惚れさせる!!
『暴風』なる神魔・リューラ=ベガとの再契約を果たし、次なる再契約は『武皇』なる神魔・ゼスカ=アルデバラン。
「何度きても無駄だ。……私は貴様を許したりはしない」要するに、許されさえすれば再契約の糸口が見えてくるわけですね。わかりますよゼスカ様。トーイに対して好感を持っているけど過去の因縁が尾を引いているからそういう素っ気ない態度をとるんでしょ? ちょろ過ぎるよゼスカ。ツンデレのメリハリが効きすぎてトーイがいないところでの彼女のリアクションには身悶えした。性格は単純で、武器商会当主であり、自らの手で丹精込めて作り上げた武器を他人に褒められたときの満面の笑顔。なんとも可愛らしくて愛くるしい。『暴風』なる神魔・リューラ=ベガにはないヒロインとしての魅力だね。
英雄トーイVS勇者ギルフレインの一戦。かつては魔王を討伐する仲間として旅を続けており、二度目の異世界召喚の時を経て再開を果たす。この二人の一戦をとってみても、「これが異能バトルだ!!」と思えるような見せ場がチラホラ見受けられて僕はもう満足です。契約した精霊 or 神魔を駆使してのバトルなのに対して、戦局を組み立てる要素に科学的要素を織り込むところとかね。バトル展開もストーリーも大満足! このまま12の神魔と再契約を果たしてハーレム形成までいっちゃってくださいトーイさん。
異世界召喚に際し日本から持ってきた私物が『秘蔵のエロ本コレクション』。そいつをアルアとライラの目の前でぶちまけからというもの下ネタについてどこか吹っ切れた感じ。こういうぶっ飛んだ主人公は見ていてまったく飽きませんね。
おすすめのラノベなのでぜひ読んでみてください。