働きたくない村人のラノベ日記

ブログ開設2014年5月30日

進路希望調査に『主夫希望』と書いたら、担任のバツイチ子持ち教師に拾われた件

進路希望調査に『主夫希望』と書いたら、担任のバツイチ子持ち教師に拾われた件 (ダッシュエックス文庫DIGITAL)

《あらすじ》
高校三年の春、巽健斗は進路希望調査に『主夫』と書いて提出する。そんな健斗に対して担任の美人教師、黒羽遥香(バツイチ子持ち)は「なら、私の旦那になりな」と笑顔で告げた。こうして秘密の交際がスタートし、四歳になる遥香の娘、千鶴を交えて、不器用ながらも心を通わせて親しくなっていく。千鶴の保育園のお迎えや3人一緒での晩ご飯。休日には遊園地や観光名所へのお出掛けなど。家事万能で面倒見のいい健斗と仕事熱心だが私生活がズボラな遥香の相性は抜群で、2人はやがて本当の家族になる未来を意識して―。進路希望調査から始まる微笑ましさ満点の真剣お付き合い!

第1回集英社Web小説大賞奨励賞受賞作品
家事が万能な高校三年生の巽健斗と仕事人間で私生活がズボラな女教師でバツイチ子持ちの黒羽遥香が進路希望調査をきっかけに交際をはじめ、生徒×教師であり未成年の男子高校生と大人の子持ち女性の複雑な関係ながらも少しずつ心を寄せ合い、やがて二人の関係が真剣なものとなるまでの物語にとても心が暖まりました。
巽健斗が何故、進路希望調査で『主夫』と記載して提出したのか。黒羽遥香が何故、若くしてバツイチ子持ちのシングルマザーとなったのか。ごく普通に生まれ、ごく普通に成長し、ごく普通に仕事をし、ごく普通に結婚をしていればたどることのない半生を歩む二人の境遇についてはお互いの心の距離が近づくにつれて打ち明けられる間柄となり明らかになるので割愛しますけれど、健斗や遥香の歩んだ人生にはそれぞれにドラマがありそれぞれの生きざまに強く影響を与えたエピソードが描かれていました。

ライトノベルに王道の突拍子もないきっかけから始まる生徒と教師のラブコメチックな展開でしたけど、蓋を開けてみれば二つの家庭で育った赤の他人の二人の家族が一つになるまでを描いたホームドラマになっていてとても面白かったです。
1巻完結として締めくくっても文句なしと思える作品でした。興味のある人は是非読んでみてください。

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