働きたくない村人のラノベ日記

ブログ開設2014年5月30日

ロクでなし魔術講師と禁忌教典 2

ロクでなし魔術講師と禁忌教典 (2) (富士見ファンタジア文庫)
正式に魔術講師となったグレンは、アルザーノ魔術学院で例年行われる魔術競技祭に向け、生徒たちに指示を飛ばしていた。「先生がやる気出してるんだし、私たちも頑張らなきゃね!」システィーナたちもグレンのやる気に応えるべく、優勝を目指していたのだが―当のグレンは優勝で得られる特別賞与を使った、借金返済を目論んでいただけで…!?そして訪れる競技祭。学院が熱気に包まれる中、女王を守る親衛隊に異変が…。女王を取り押さえた挙げ句、なぜかルミアを狙ってきて!?「処刑!?そんな勅命聞くか!馬鹿」拒絶された生徒を守るため、グレンの魔術が秩序を正す!







今年のファンタジア文庫新人賞作品の中でも頭一つ抜き出て面白いと話題のこのラノベは2巻も安定して面白かったです。ちらほらと同じ意見を目にしてきたんですけど、新人とは思えないようなクオリティです。普段は自堕落な生活を送っていてクズオーラ丸出しのグレンの姿を読むのも楽しいけれども、そんなグレンが相手を馬鹿にしているシーンはもっと楽しい。お前にだけは負けたくないよ躍起になって突っかかってくる魔術講師のハーレイが完全に噛ませ犬キャラになってます。「この勝負に給料3ヶ月分を賭ける!」こんな勝負を吹っかけられたハーレイ先生の末路にフラグが建った瞬間。
魔術協議祭で勝つための常套手段として、成績が優秀な生徒を全協議で使いまわすことが定石手段とされているなかで、グレンのクラスにいたってはクラス全員が競技に参加するという奇策?
システィーナのいらぬおせっかいが原因で通すことになったこの策も、あとで考えてみればなるほどと納得させられるような肉付けがされていて、終わり良ければ全てよしな感じでまとまってました。
この新人作家には帯コメントを引用する形になるんですけど、「とんでもない新人が現れた」というレベルで期待がもてる作家です。このラノベは読むべきです。