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働きたくない村人のラノベ日記

ブログ開設2014年5月30日

ナイツ&マジック 5

ナイツ&マジック 5 (ヒーロー文庫)
ジャロウデク王国による侵略行為に端を発した大西域戦争。緒戦において滅亡の憂き目を見たクシェペルカ王国だったが、銀鳳騎士団の力添えにより再興を成し遂げた。一方、ジャロウデク王国においては、戦いの中に倒れた第二王子クリストバルの仇をとるべく老兵ドロテオが動き出していた。彼は未曾有の巨大兵器『飛竜戦艦』を駆り、新生クシェペルカ王国へと襲いかかる。西方では絶えたはずの、竜の姿を模した巨大兵器は猛威を振るい、新生王国を再び窮地へ追い詰める。たび重なる脅威を前に、女王エレオノーラの意を受けた銀鳳騎士団団長エルネスティは騎士団を率いて戦場へと向かう。彼らを待ち受けていたのは一体―!?






ジャロウデク王国VS銀凰騎士団によるハイスケールなロボットファンタジー。
銀凰騎士団団長エルネスティが操る『イカルガ』とジャロウデク王国が開発した新兵器との一騎打ち。最後に勝つのはどちらになるのか目が離せない激熱なバトル展開。それと併行して、敵の新兵器を目の当たりにしたエルの異様なまでの知的好奇心。戦闘を繰り返すごとに銀凰騎士団の戦力が、エルの開発する新兵器によって上乗せされていきます。

「これ、れっきとした戦争なんですが……」と読んでいて思うんですけど、エル君が『敵の新兵器を回収しました。それでは解剖しましょう!』それからしばらくして、『敵の兵器の仕組みが解明されました。そこで、こんなものを作ってみました。』と満面の笑みで取り組んでくる姿がとにかく楽しそう。そして銀凰騎士団&クシュペルカ王国の鍛冶師集団に新兵器の開発に着手させるという……。敵の新兵器の秘密情報も、常識的にい考えれば銀凰騎士団内での秘密にしておけばいいものを、全く包み隠すことなく全て公開。クシュペルカ王国の人たちもその対応に愕然としているし、銀凰騎士団の人たちも普通にその点に関してスルーしているし、一人くらい突っ込み要員がいてもいいんじゃないですかね。

エル君の生み出す新兵器の数々に、『なんだあの化け物は!?』と度肝を抜かれつつも、退路がふさがれた状態で戦いを挑むジャロウデク王国。一国の戦争を終結させるのが『シルエットナイトの開発が趣味の少年』というのがとにかく痛快ですね。400ページの大ボリュームが全く苦痛にならない。むしろもっと読みたいと思えるくらい面白かったです。