働きたくない村人のラノベ日記

ブログ開設2014年5月30日

14歳とイラストレーター

14歳とイラストレーター (MF文庫J)

《あらすじ》
ラノベの挿絵は1冊30万円。税金も家賃もPC代もここから支払うんだ」フェチズムの最前線を走るプロ・イラストレーター京橋悠斗はラノベ挿絵―とくにおヘソに心血を注いでいる。類は友を呼ぶのか、周りも曲者ぞろいで…巨乳と酒が大好きなチャラ系ベテランレーター倉山錦。気●い作家たちに日々心労を重ね、たまに罵声と黒血を吐く編集の永井敬吾。いつも笑顔のほがらか美人レーター佐伯愛澄は「ストーカーほいほい」の異名に悩む。そして、14歳のコスプレイヤー乃木乃ノ香、イベント後に悠斗の部屋まで来て、とんでもないものをぶっかけられてしまい―!?理想と現実、そして欲望に振り回される。イラストレーターのガチな日常を大公開!

ライトノベルの挿絵や同人誌で活躍するイラストレーターの世界を書いた作品で、これまでにあった『ライトノベル作家視点のライトノベル業界』では味わえない、イラストレーターの視点から見た業界事情や日常での仕事風景が書かれていて、これまでにない新鮮な刺激と面白さにあふれてる。

ラノベの挿絵は1冊30万円』の信憑性は、実際にラノベの挿絵で活躍されているイラストレーター様に直接確認しない限り真偽が定かではないけれど、数字まで出しているなら概ねそれに近い値段なのかな。
その他にも、各シーズンで人気の作品やキャラクターを題材にした二次創作や、イラストレーターが自ら描いたイラストをもとに発注した抱き枕だったり印刷物の在庫を大量に抱えたときの悲鳴が飛び交ったり……。イラストレーターとしての活動においてやりがいを実感できる側面と、ファンとの交流のなかで発生するトラブルといった場面も丁寧に書かれていて、広い範囲でイラストレーターの日常を感じることができて好奇心を刺激されて面白かった。