働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

落第騎士の英雄譚 10

落第騎士の英雄譚<キャバルリィ>10 (GA文庫)

《あらすじ》
間近に迫ったステラの家族への挨拶を前に一輝は緊張していた。果たしてステラのパートナーとして自分は認めてもらえるのか、不安を感じつつヴァーミリオン空港に降り立った一輝。そんな彼を迎えたのは、大勢の市民たちだった。温かな歓迎ムードに緊張も和らぐ一輝だったが―「イッキ・クロガネ!ヴァーミリオン皇国民は貴様に決闘を申し込む!」それは錯覚にすぎなかった!?図らずも開始する落第騎士vsヴァーミリオン皇国全国民の一大バトル。一方その裏では、かつてその片鱗を見せた邪悪な影も蠢動を始めていた!落第騎士の英雄譚・新章、ヴァーミリオン皇国編、開幕!!

七星剣武祭決勝戦 黒鉄一輝 VS ステラ・ヴァーミリオンの激闘から一夜明けて、ふたりの桁外れな戦闘能力の前に立ちはだかる強敵なんていないだろ!?
そんな矢先にステラとの戦いの末に一輝が辿りついた『魔人(デスペラード)』の領域。そしてその秘密が明かされたとき、さらなる強敵が一輝とステラの目の前に立ちはだかるとわかったときの高揚感。どんな相手との戦いにおいても、ランクだけでははかることのできない熱いバトルを繰り広げるラノベが面白くならないはずがない!!

一輝がステラのご両親へのあいさつで訪れた『ヴァーミリオン皇国』で勃発した全国民を巻き込んだ一大バトルでは、ヴァーミリオン皇国が誇る精鋭たちと一輝の真剣勝負が繰り広げられていてとにかく熱かった。
『比翼のエーデルワイスとの一戦で最高の剣術を修得』『自分自身の可能性を極めつくしてそれ以上の高みを目指してたどり着いた魔人の領域』、この領域に足を踏み入れた一輝の神業と戦闘中に初見の相手のどんな攻撃にも対応する柔軟性。これだけ魅せられるバトルをやられるともう絶賛の言葉しかでないよ。