働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

じつは義妹でした。7 ~最近できた義理の弟の距離感がやたら近いわけ~

じつは義妹でした。7 ~最近できた義理の弟の距離感がやたら近いわけ~ (富士見ファンタジア文庫)

《あらすじ》
俺と晶が兄妹になって、もうすぐ1年。
高3になった俺は晶の兄として、仕事のサブマネージャーとして順調に……

「兄貴。好きだから、ちゅーしたい」
「流石にダイレクトすぎ!?」

すべての距離が縮まって、理性が限界を迎えていた!
そんななか俺にも修学旅行の時期がきて、晶と数日間離れ離れ……
かと思いきや、目的地は健さんと晶のお仕事ロケ先と同じ!? しかもなぜか晶・結菜と温泉混浴!?
ハプニングだらけだけど、日常から離れた場所での、2人きりの兄妹デートにドキドキ。

そして旅の最後に明かされるのは衝撃の事実と結末。妹か、恋人か、それとも――
兄妹関係、ついに一線を超え始める!?

義理の兄妹の関係で、同じ家に暮らす距離感で、一番身近で親しい異性で、現在は芸能界デビュー目前の晶のサブマネージャーを務めている。
そんな二人が自宅、学校、仕事先のいろんな場面でラブコメに彩られた日常を過ごしている様子がとても楽しげなので、気持ちよく読むことができました。
義理の兄妹で、妹からの大好きオーラに溢れるアプローチと色仕掛けに少しずつほだされかけている兄が、平静でいられずドギマギしている。義理の兄妹の間で繰り広げられているラブコメが長い月日と築き上げてきた関係性でもって、形を少しずつ変えて楽しめる要因となっているところが良い作品だと思いました。
それでいて、二人が出会った当初は『妹を弟と勘違い』するほどの認識だった晶の存在が、演技の道を進み始め身体を磨き始めたことで益々魅力が増していき、より女性として意識をさせられるようになり……。いつになったら兄が陥落することになるのか。二人の関係がどのような形に収束していくのか楽しみです。

bookwalker.jp